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【基礎を解説】中学1年数学《正負の数》「6. たし算とひき算の混じった計算①」

6.たし算とひき算の混じった計算①

 

★ ポイント

・たし算だけの式で,+で結ばれた各数をという 

・加法の交換法則:■+〇=〇+■,

・加法の結合法則:(■+〇)+▲=■+(〇+▲)

 

1.次の式の正の項,負の項を答えましょう.

⑴(+3)+(-8)-(+5)-(-7)

=(+3)(-8)(-5)(+7)

項は,たし算だけの式で,+で結ばれたものだから

たし算だけの式に直すよ!

上の式では,カッコで囲まれている+3,-8,-5,+7である

それらのうち,正の数のものが正の項,負の数のものが負の項である.

正の項:+3,+7

負の項:-8,-5

 

2.次の計算をしましょう.

⑴(+4)+(-5)-(-6)

=(+4)+(-5)+(+6)

たし算だけの式に直す

=(+10)+(-5)

正の項の和,負の項の和,それぞれ別に計算する

=(+10)- 5

= +5

※正の項の和,負の項の和をそれぞれ別に計算できるのは,

 加法の交換法則:■+〇=〇+■,

 加法の結合法則:(■+〇)+▲=■+(〇+▲)

 という法則があるからだよ!

 上の法則から,

「たし算の場合,順序を入れ替えても成立する」ということがわかるね!

 

<例題>

1.次の式の正の項,負の項を答えましょう.

⑴(+4)+(-9)-(+6)-(-8)

 

⑵(-7)-(-4)+(+5)-(+8)

 

2.次の計算をしましょう.

⑴(+3)+(-4)-(-5)

 

⑵(-1)-(+8)+(-2)

 

⑶(-7)-(-5)+(+6)-(+3)

 

 

解答

1.

⑴(+4)+(-9)-(+6)-(-8)

たし算だけの式に直すと

=(+4)+(-9)+(-6)+(+8)

正の項:+4,+8

負の項:-9,-6

 

⑵(-7)-(-4)+(+5)-(+8)

=(-7)+(+4)+(+5)+(-8)

正の項:+4,+5

負の項:-7,-8

 

2.

⑴(+3)+(-4)-(-5)

たし算だけの式に直すと

=(+3)+(-4)+(+5)

=(+8)+(-4)

= +4

 

⑵(-1)-(+8)+(-2)

=(-1)+(-8)+(-2)

= -(1+8+2)

= -11

 

 

⑶(-7)-(-5)+(+6)-(+3)

たし算だけの式に直すと

=(-7)+(+5)+(+6)+(-3)

正の項の和,負の項の和,それぞれ別に計算すると

=(+11)+(-10)

=+1

 

間違えた問題は,できるようになるまで,繰り返し練習しよう!

 

 

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